目次
概要
ストーリー
ゲームシステム
ゲームシステム
- 基本的なルールは日本で有名なドローポーカーに準じている。
- カードを引き、強い役柄を揃えた方が相手にダメージを与えられ、どちらかのHPが無くなればポーカーバトル終了となる。揃えた役柄が同じ場合は数値が高い方が優先される。
- カードが配られたのち、Changeを選択すると一度だけカードを交換できる。
- 後述のスキルを使うことで1ターン2回まで使用可能だったりする。
- あまり無いだろうが、一度もカードを交換せずに勝負することも可。
- カード交換後は後述のDefenceは使えず相手のカードと勝負するしかない。
- Defenceを選択するとそのターンは負けが確定するが受けるダメージを最小限にできる。
- カードの配置が悪い時やスキルのクールダウンを溜めたい時に有用。
- ジョーカーは存在しない。後述のスキル要素がジョーカーの代わりみたいなもの。
- ポーカーが苦手な人向けにお助けモードが無条件で使用可能。
- 与えるダメージが2倍、受けるダメージが半減と大変強力。
- 本作のポイントとして敵味方共にスキル(実質的なイカサマ)使うことができる。
- 対戦相手を倒すたびに新しいスキルを入手し、最大3つまで装備可能。
- カードをもう一度引き直せたり…
- カードの中身を相手と交換出来たり…
- 全手札を特定の役柄になるよう揃えたり…
- 相手に与えるダメージが2倍になったり…効果は色々。
- スキル毎にクールダウンタイムがあり、使用後は一定ターン経過しないと再使用できない。
- 1ターンに使えるスキル数に上限は無く、スキルを組み合わせて強力なコンボにも…。
- 対戦相手を倒すたびに新しいスキルを入手し、最大3つまで装備可能。
- 対戦相手の手札に応じて彼ら自身の表情が変化するのも本作の特徴。
- これにより、対戦相手の手札の強弱をある程度予想することが出来る。
- しかし、対戦相手によってはそれもブラフ(ハッタリ)だったりもするのも面白い。
その他
- 本作のメインはポーカーだが、本編で数多くのネットミームが使われている点も特徴である。
- 実は本記事の紹介文にもしれっと紛れ込んでいることに気付いて頂けただろうか?
- 最終的なネットミームの数はクリア後の作者様のあとがきで知ることが出来る。
- 幾つ気付くことが出来るか、自身のネット依存度を試す(?)のも良いかもしれない。
- ほんの一部、ややブラックやR指定なネタもあったりするので一応注意されたし。
評価したい点
ポーカーと能力バトルの融合
- 本作の特徴はこの点に尽きると言っても良いだろう。
- 普通のポーカーに加えてスキル要素を追加することで独自性を出すことに成功している。著者はこのように全く別の要素と要素を組み合わせて新しいゲーム性を産み出す取り組みが大好きだ。
- なおポーカーバトルは兎も角、なぜ紡花学校の生徒がスキルを使えるかの説明は特に無い…。
こまけぇこたぁいいんだよ!!
- しっかりポーカー的な面白さを追及しているのも評価したい点のひとつ。
- 相手の表情を洞察して戦略を組み立てる面白さは本来のポーカーの醍醐味1でもあるはず。
- もっとも、ポーカーで全てが決まる学校で(ブラフは兎も角)簡単に表情を崩すのはどうかと思うが…。
こまけぇこたぁいいんだよ!!
- スキルの構成も工夫が見られ、読み合いやコンボ的要素があるのも面白い。
- ストーリーが進むと相手も複数スキルを使ってくるため、味方側と条件は同じだ。相手側の出方を伺いつつ、ここぞという時にスキルを使う読み合い感は独特なものがある。
- スキルは1ターン最大で3個まで使えるため、相手の『表情』や『使用スキル』に合わせて臨機応変に対応できる奥深さもある。
気になった点
ポーカーバトル重箱の隅あれこれ
- ゲーム最序盤は使えるスキルが少ないので、普通のポーカーとあまり変わらないことにやや注意。
- 後述のDEFENCEの仕様もあり、最初の手札が良ければ交換し悪ければ降りるを繰り返してやや単調になってしまった印象がある(これは著者の戦い方の問題かもしれない)
- 反面、校内の敵を数人撃破すると使えるスキルがグンと増え、一気に世界が広がる。
- ゲームを降りる選択肢(DEFENCE)はカードが配られたタイミングでしか選択できない点が気になった。
- 敵味方いつでも使用可能なスキルという概念を加味すると、個人的にはカード交換後もゲームを降りるかどうかの判断があった方が心理戦、駆け引きの側面で私は好みだがどうだろうか。
- 1~2時間程度でクリア出来る短編なためか、少々スキルの強弱にバラツキを感じる。
- 初期スキルは再ドローできるというまさに初期スキルといった感じだが、それから割とすぐに手札をフラッシュやストレートに変える強スキルを手に入れられたりする。総スキル数も少な目だ。
- シナリオ進行の尺を考えるとコレで妥当であることは理解しつつも、もっと色々なスキルを使ってみたかった気持ちもある。
- 敵味方が同じ役柄同士でもダメージが相殺されない。
- 同じ役柄の場合は強い数値を持つ方が勝つのは理解できるが、同じ役柄同士であるので受けるダメージが半減するなど多少の割引が欲しかった感はある。
- BGMに少し違和感。
- 本作は会話イベントの内容や数多くのインターネットミームの使われ方から、雰囲気がギャグ寄りな印象がある。その反面、シナリオ後半ではRPGのボス戦で見かける熱いBGMが多く使われており、ちょっと雰囲気とマッチしていないような印象を受けた。
- このあたりはフリーBGMの特徴ゆえ、プレーヤーでだいぶ個人差があるのかも。
- 本作は会話イベントの内容や数多くのインターネットミームの使われ方から、雰囲気がギャグ寄りな印象がある。その反面、シナリオ後半ではRPGのボス戦で見かける熱いBGMが多く使われており、ちょっと雰囲気とマッチしていないような印象を受けた。
総評
ポーカーとスキルを組み合わせたバトルシステムは中々に斬新でユニークな取り組みだと思う。プレイ時間が手頃で、苦手な人や初心者向けにお手軽なモードも用意されているので、本作をキッカケにポーカーを始めてみるのは如何だろうか?
ゲームプレイ
Freem!
PLiCy
脚注
- 実際のところ、ポーカーのプロ達は表情だけでなく、体の動き、声のトーン、ベットのタイミングといったさまざまな情報を利用して心理戦を仕掛けたり、相手を観察するそうです。プロって凄い(小並感)。 ↩︎
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