『コラム』DREAMSCAPE様主催のノベル限定インディーゲーム展示会に行ってきました #3

目次

はじめに

DREAMSCAPEについて

DREAMSCAPEは個人 / 小規模スタジオが制作したインディーゲームを対象としたオフライン展示会です(X公式より)これまでに二回実施されており私は第二回からの参戦です。前回はホラーゲームオンリー展示会を秋葉原UDXビルにて実施されましたが、今回は会場は新宿がRUMINE0に移り対象ジャンルもノベルゲームオンリーへと変更となりました。ジャンルや会場は変わりましたが、前回の体験が楽しかったので今回も参加しまして、変わらず楽しいイベントでしたので再度レポートを残すことにします。

(ご参考)第二回開催レポ

Noteへ移動します

会場の様子

思ったよりも全然人居た

参加した感想

来場まで

チケット料金は1500円と前回の1200円から若干上がったかなって印象です。前回が大盛況でリピーターが見込めたことや、新宿ルミネという立地も考慮されたんじゃないかと思いますが、十分に許容範囲内の価格です。ただ自分の記憶によれば今回はチケット購入方法がイープラスしか選択できなかったんですよね。前回はピーティクスだったので出来れば統一して欲しかったなぁと。

会場ですが語り部はもともと地方出身民でして、ルミネなんて滅多に行かないので少しだけ迷いました。駅まで着けばすぐ見つかるだろうと安易な発想だったがそんなことは無かった。でも事前に調べておけば迷うことはなく、新宿南口からなら即行けます。前回の秋葉原にしろ新宿にしろ立地が良い場所で開催されるのは有難い…。

開催時間は14:00から20:00までと前回に引き続き一般的なイベントと比較するとやや遅めの開催である印象。語り部は特に気にならず朝からゆっくり時間を持って来場することが出来たので全く気にならず。

会場の様子

そして来場へ。14:30頃に到着したのですが既に結構な参加者が来場してました。それでも会場が前回の秋葉原に比べて広いためか、特に混雑した感じがなくゆったりと各テナントを回ることが出来ました。確かにこの規模の会場ならチケット代がやや上がっていたのも致し方ないかもしれませんね。

参加年齢層は20~30代がメインで小さな子供は居なかった気がします。男女比については前回に比べて女性が多かった印象(ちゃんと数えてたわけじゃないので、やや主観的な意見)DREAMSCAPEさんのイベントは男女の参加率がそんなに偏ってない(と思う)のが面白いですね。

(たぶん)前回とは異なり、今回は名だたる協賛企業(ブシロード/ケムコ[コトブキソリューション])さんも幾つか出展されており、新作の宣伝をしておられました。目を惹くようなビジュアルの作品ばかりで、遊ぶにしても整理券が配られており人気の高さが伺えましたね…。特にケムコさんに関しては最近レイジングループをクリアしたばかりだったのでテンション上がりました。スタッフのかたに面白かった旨を伝えられたのは嬉しい誤算でしたね!ついでに過去作のアーキタイプアーカディアが格安で販売されていたので購入させて頂きました。オフラインイベントはこういう想定外のことが沢山あるから面白い…!

休憩用のイスが沢山置いてあるのもとても良かったです。前回の秋葉原会場では会場の規模もありそこまで多くなかった記憶があったのですが、今回は会場の広さもあってゆったり休憩することが出来て良かったです。前回の反省を活かした良い改善点だったのでは無いでしょうか。

それと、会場がなんか匂うなーと思ったらアロマが焚かれていたみたいですね。イベント会場でアロマを焚くってあまり聞かないので、なかなか攻めたことをするなぁという印象です。個人的にはあっても無くても良いかなって感じ。

ゲームプレイあれこれ

前回のホラーゲームオンリーイベントでは代理出展タイプ(*)の展示作品が幾つかあったのですが、今回はそういったタイプの展示はなく、ゲーム製作者の方もセットで居られた様子でした。前回のレポにも書きましたが、代理出展では遠方のゲーム製作者も参加しやすいメリットがある一方で課題はあったので、今回は完全有人出展に舵を切ったのかな?と思いました(もし代理出展ブースがあったなら失礼)

肝心のゲームプレイですが、ノベルゲーム展示会という名の通りクリックして進めるシンプルなゲーム性の作品がほぼ全てを占めていました。そして、その中でも人気を集めていた作品はやはりビジュアルが美しい作品だったように思います。ゲームジャンルに『ビジュアル』ノベルという言葉もあるくらいですし、ノベルゲームで最も大事なのは見た目。コレは間違いない。そりゃ他のゲームでも言えるけどコレは間違いない。

(*)ゲーム制作者が居らず、ゲーム(PC)と操作方法を記したメモと感想メモが置いてあるだけの展示のこと

興味を持った作品(クリックで公式へ)

泣けない兎

速攻でバッドエンド行きになり15分も遊べなかった気が…

今回の展示会でもっとも興味を持った作品です。公式によるとプレイ時間は約10時間でエンディング数が42個あるという大ボリューム。外見のビジュアルも美しくて更にパートボイスまで導入されています。ついでにクリアファイルやトートバッグまで販売されていてとても煌びやかなブースだなって思いました。あと製作者の方々が数人居て、宣伝がとてもエネルギーに満ち溢れていまして、いやぁ凄い熱意だなって思いました。

はい、ここまでの情報から私はてっきり商業かインディーの作品かなって思ってたんですけど、フリーゲームとして公開中だと教えてもらいました。想定外でだいぶ驚きました。

「このクオリティでフリーゲームだと…?」と発言した私はきっとその時笑みを浮かべていたのでしょう。「その笑顔、プライスレス」と言ってくれた製作者の方々、良い返し良い体験をありがとうございました。今度時間が取れたら遊んでみて、記事を書いてみたいなと思います。

泥舟と罪人(ストアページ無し)

会場のブースが上手く撮れなかったためイメージイラストで代用

未解決の連続殺人事件で両親を亡くした主人公が、探偵とともに事件の真相を追う。その過程で知り合う11人の関係者たちとの間に私刑裁判が巻き起こるといったストーリーの作品。ずっと気になっていた作品だったので試遊することが出来て一安心です。

UI、グラフィックがとても綺麗なのは言うまでも無いでしょう。更にはプログラムもUEを使って自作しているようで、画面上にあるオブジェクト等に対し、見る、聴くといったコマンドをイケてるUIでさばいてくれます。それと今回の試遊では確認できませんでしたが、キャラクターごとに固有パラメーターが設定されています。こういったパラメーターがゲーム内でどのように関与していくかが楽しみであり、ゲーム性に関しても期待したい一作です。

GROWTH EXPERIMENT

撮影の際にぬいを差し出してくれるその優しさに感謝

『とあるアパートの一室で、知能と記憶を失った「クロエ」との生活を始まった』 現在と過去を行き来することで、退廃した「クロエ」に何が起きたのかが明らかになります。 EDをハッピーエンドと捉えるかは、あなた次第です Steamストア公式より

物語冒頭で女の子を家に軟禁する描写から始まるため、鬼畜ゲーか何か…?と思っていましたがどうやら違うようです…。話が進むごとに何か事情があることが見受けられ、断片的に流れる回想シーンが更に謎を深めます。こちらも美しいビジュアルであり、タイトルに映るクロエが本当に美人です。

また、Steamストア公式で注意書きがあるため一応の注意喚起をしておきます。
このゲームにはキャラクターの殺害や自殺、外的要因による知能の退行表現が含まれます。
影響を受けやすいプレイヤーには、現実的な引き金となる影響を与える可能性があります。
購入・プレイにあたり、慎重に判断してください。

その他気になった作品

いずれも個人的事情でプレイする時間が得られなかったのが残念

この中で特に気になったのが一枚目の偏愛ネクロマンチシズム。主題歌いとうかなこでビックリしたんですがなんとこれフリーゲームで出るみたいです。フリーゲームに対する拘りが凄すぎる…。

おわりに

楽しかった

その一言に尽きる。今回は前回のホラーゲームオンリーと比較するとちょっとニッチな、ノベルゲームオンリーの展示会と言うことで、実はどれだけ人が集まるか少し気になってました。でもそれはただの杞憂に終わりましたね。むしろ配信等の影響でライト層の多いホラーゲームよりも、本当にゲームやノベルゲームが好きな人達が沢山来場しておられた印象すら受けました(個人の感想です)

これも持論ですが、私はノベルゲームに対して、ゲームの進化と共に以前よりもやや影を落とした印象を持っていました。ただ、ノベコレのようなノベルゲーム公開プラットフォームの活躍、近年のパラノマサイトのような商業ノベルゲームのヒット作品の影響、そして今回の展示会での盛り上がり。まだまだノベルゲームも良いもんだなぁと思い直す良いイベントだったなぁと思うところでありました…。

参考までにこの記事の著者であるこのわたしの好きなノベルゲームをお教えしておきましょうか。私の好きなノベルゲームは『図書室のネヴァジスタ』『ファタモルガーナの館』です。ですがもちろん他にも好きな作品は沢山ありますからご心配なく…(いつか記事書きたいなぁ~)

DREAMSCAPEさんには改めて良いイベントを開催いただき感謝を伝えたいと思います。
また次回、機会が合えば参戦したいと思います。

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