『Rock’n ROSE 1st/2nd』レビュー|ロックマン愛あふれる高再現度フリーゲームアクション

〇名作ロックマンシリーズを模した横スクロール2Dアクションゲーム
〇BGM、SE、ギミック、ボス、難易度まで、あらゆる面で本家へのリスペクトを感じる一作
〇各種フリーゲーム/同人ゲームとの多彩なコラボも魅力

目次

概要

『Rock’n ROSE ロックンローズ』はRAIHA氏が作成した2D横スクロールアクションゲーム。かのコンシューマーアクションの名作『ロックマンシリーズ』のリスペクトが光る作品である。ここでは一作目(1st)と二作目(2nd)を纏めて紹介しよう。なお、前作『Princess Heart (RPG)』と繋がりがあり過去キャラが登場したりするが、本作はアクションがメインの作品であり雰囲気で理解できるので無理に遊ばなくても問題無い。プレイ時間はそれぞれ3時間程度。

ストーリー

ここでは1stを前提に紹介しているが、2ndも大筋のストーリーに違いは無い

第1回クイーンズ武道大会のお知らせ。

武道に長けた女性たちが集まり、優勝者には多額の賞金が手に入るという大会。主人公のロゼッタ、セシリア両名にも参加して欲しいという手紙が届く。主催者の詳細は不明と少しいかがわしいが、主人公両名はお金と、強い人と戦いという気持ちと、お互いが参加するのだからという対抗心のもと参加を決意する。

ちなみにこの大会はタイマンではなく、対戦相手の元に辿り着けなったらそもそもリタイア扱いになるというルールである。なんとロックマンらしさのあるままならないルールだろうか。

再現度の高い圧巻の8ボス構成…!

クイーンズ武道大会、開始!!!!!!

ゲームシステム

操作キャラクター選択

スライディングとダッシュを使い分けることが出来るのもセシリアの特徴

1st/2ndどちらのバージョンでも、ゲーム本編を開始する前にまずは操作キャラクターを選択する必要がある。一度選んだキャラを変更することは出来ないし、どちらを選ぶかによって戦闘スタイルにかなりの違いが出るため慎重に選ぼう。なお、どちらを選んでもストーリー進行に大きな違いは無い

アクションゲームが初めての人、苦手な人、遠距離戦が好きな人ロゼッタを選ぶのが無難だろう。遠距離砲が撃ててスライディングもでき、倒した敵の技を使えるようになる。道中で回復アイテムを届けてくれるお助けキャラの存在も有難いがチャージショットは使えない。よって操作性ロックマン3に近い。

アクションゲーム上級者や接近戦が好きな人セシリアを使おう。威力の高い近接攻撃を持っており、ボスを倒すことで自身の攻撃力や機動力を上げるラーニング技も習得でき、慣れればスイスイと攻略出来るポテンシャルがある。ただし近接メインのため死にやすい。操作性はいわゆる、ガ○マの部隊を全滅させた某赤いイレギュラーに近い。

難易度選択

難易度は結構高く、面食らう人も居るかも

キャラクター選択後は難易度選択に移る。メインメニューでいつでも難易度を変更可能なのでキツイと思ったらEASY MODEに落としてみるのも良いし、その逆もしかりだ。ところで、本家ロックマンシリーズと本作との難易度比較について気になる人も居るだろう。あくまでも著者の主観がメインだが、下記の通り左から難しい順に並べてみたので参考にして欲しい。異論は大歓迎である(全てNormalを基準とする)

2 > 10 > 1 > 1st > 9 > 3 > 2nd > 4 > 7 > 6 > 8 > 11 > 5

つまり、最も難易度の高いプレイがお望みであれば1stをノーマルモード&セシリアで遊ぶと良い。

評価したい点

再現性もやり応えもあるロックマンライクアクション

ステージの長さや構成も丁寧で遊びごたえ十分だ

まず目を惹くのはやはり一目でわかるロックマンライクなアクション要素だ。先に紹介した8ボス構成やこれらのプレイ画像を見て貰えば、完成度の高さについてある程度推察することが出来るであろう。本家ロックマンシリーズが名作として名高いゆえ、世の中にはこういったオマージュ作品が多いが、本作は十分に負けず劣らずな作品であると豪語したいところだ。

それでいて、タイプのまるで異なるダブル主人公1という構成にしておりボリュームも十分だ。なお、執筆時点ではシリーズ三作目を制作中とのことで、そちらも今から楽しみである。

外見だけではない見事なオマージュ

有名なモノから分かる人は分かる小ネタまで色々

ちなみに本作は見た目だけではなく、細かいところでのオマージュもたくさんあるエネミーのタイプ、ボスの見た目や挙動、ステージギミックにアイテムの種類と本当にさまざまだ。本家シリーズを遊んだ経験のある人であればあるほど、きっと楽しめるはず!本作を手に取ろうと考えている人はこのあたりも考慮していただけると幸いだ。

リスペクトを感じる各種同人ゲームとのコラボ

コラボ作品『シアのしゅうかくアクション』は原作のステージ、エネミー、特殊能力を忠実に再現している

本作のもう一つの特徴として、各種同人ゲーム(フリーゲーム含)とコラボしていることだ。というわけで多くのボスには出典元のゲームが存在する。しかしコラボといっても、ただボスだけをお借りしているわけではないのが面白い。原作にあるステージギミック、エネミーやその他登場キャラを用いて原作の雰囲気を出そうと試行錯誤しているのだ。なんと多彩だろうか。

なお、ここに掲載しているコラボ情報は全体のほんの一部だ。実際にゲームをプレイして確認するのも良いし、詳しいコラボ元作品情報を知りたい場合は作者のまとめ記事(後述)を読んでみよう。かなり細かく再現していることが良く分かるはずだ。

コラボの仕方も多彩であり、『アウラルと光の竜』ではなんと仲間キャラも一緒に登場する

本家作品と遜色ないBGMクォリティ

ロックマンシリーズと言えば良質なBGMが人気であることも良く知られているが、オマージュ作品である本作においてもその品質は際立っている。ただそれだけに限って言えばロックマンシリーズの続編だと言っても過言ではないと私は思う。参考までに私のお気に入りBGMを紹介しておこう。1stの曲ばかりなのは単純に私の好みの問題だろう。多分…。

[1st オープニングメインテーマ]
まさにロックマンという感じのBGMであり、オープニングからゲーム開始への入り方が完璧。プレーヤーはテンション上がること間違い無し。さぁプレイしよう。
[1st シャーマンユイステージ]
ロックマン系BGMのお手本。誰しもこれを聴くと口々にそれだと答えるであろう良い意味でのテンプレ。初見プレイ時、最初のステージに選んで良かったと思う。
[1st ウィンディシアステージ]
イントロが特に好き。まさに風、空、少女といった感じでコラボ元との雰囲気を維持させつつ、楽しい気持ちにさせてくれる(ステージそのものは難関ステージとして知られているが…)
[1st ソーサラーアーリーステージ]
雰囲気がどこかミステリアスであり、これもまたロックマンらしさのある欠かせない種類のBGMである。
[1st シスタープラムステージ]
ロックマンらしさという観点では劣るものの、ステージの構成とBGMのシンクロ具合が良い。何よりフリゲを良く遊んでいる人なら親和性の高い嬉しいBGMである。
[2st スネールステージ]
ロックマンと言えば一番有名かもしれない、あの曲を彷彿とさせる懐かしみのあるBGMである。

オススメはどっち?

あくまで私の感想だが『1st』を推薦したい。BGMの品質が高く私好みの曲が非常に多かったことや、難易度が高く遊びごたえがあったことが決め手になったように思う。ちなみにどちらのナンバリングでも操作方法など基本的なところでは違いが無いため、この辺は割と個人差があるんじゃないかと思う。

総評

ロックマンライクなアクションゲームというと世に沢山出回っているが、それらに負けず劣らず再現度が高く、愛が感じられ、十分に遊びごたえがある一作だ。過去に本家シリーズを遊んだことがある人は是非本作を手に取って遊んでみて欲しい。各種同人ゲームとのコラボの質や量も想像以上であった。

ゲームプレイリンク

Rock’n ROSE 1st

Rock’n ROSE 1st(itch.io)

Rock’n ROSE 2nd

Rock’n ROSE 2nd(itch.io)

Rock’n ROSE公式まとめ

脚注

  1. このあたりはロックマンXシリーズのオマージュも感じられる。全てが無印基準と言うわけでもない ↩︎
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次