目次
概要
ストーリー


ゲームシステム

戦闘形式
- 戦闘参加キャラは魔王様とロダネの2人と少な目。
- どちらも常時2回行動というのが特徴。
- フロントビューのターン制バトル。
- 敏捷性が高いキャラから先に行動するシンプルバトル。
クリティカル
- 本作はクリティカルの発生率が普通のRPGと比べて高め。
- 低くても20%程度で、高い場合はなんと50%以上で100%も不可能ではない。
- 発生毎に3段階まで威力が強化されるため当たれば当たるほど更に有利に。
- しかも一定確率で自身の行動回数が増加する恩恵も得られる。
- この要素は敵側にも同じことが言えるため、ちょっとした問題もあるのだが…(後述)。
- 弱点属性の概念もあるため、クリティカル+弱点で更にダメージが増加する。
反撃
- 本作は反撃率や反撃回数というパラメータを高めることで、圧倒的な手数で押し切ることができる。
- 反撃率は装備を整えれば100%近くに設定することすら可能。
- 反撃回数も同様に装備を整えることで10回近く反撃することも可能。
- 更に狙われ率を操作することも出来るので意図的に反撃ループを繰り返すことも容易。
スキルツリー

- レベルアップなどで貯めたAPを使用して新しいスキルを習得する。
- 他のRPGでも多く取り入れられる要素だが、本作ではかなり自由度の高いスキル習得が可能。
- 本作には4種類の武器があり、各武器に応じたスキルが使用出来るので、気に入った武器系統のスキルを覚えていくと良い。
- 奥にあるスキルでもそこまで必要APは高くない。
- 初期状態でも、どんなスキルが習得できるかを確認することが可能。
- 魔導砲にロマンを感じその領域だけ先行して制覇するといった習得順序も可能(※AP払戻しは出来ない)
装備関係
- 本作は装備できるアイテムが武器2個、アクセサリー10個とかなり多い。
- 必然的にキャラカスタマイズ性が強くなる。
- RPG定番の防御力というパラメータは無い。
- 攻撃力がそのまま防御力を兼ねているため。
ロダネのひとこと
- 本作の特徴として、なんとアイテムやスキル、図鑑そのすべてにコメントが付いている。
- ゲームを進めると開放されるTIPSもあり、その文章量は異常と言っていい(良い意味で)
休憩イベント
- ストーリーが少し進行するごとに、拠点で休憩をするとちょっとした会話イベントが発生する。
- ストーリーに直接の影響はないが、AP取得とパラメータの上昇の効果があるので、積極的に利用すべき。
- 何よりも、この荒廃した救いがたい世界においてロダネとの会話は良い清涼剤になるだろう。
評価したい点

爽快感抜群のRPGツクールデフォルト戦闘
- 戦闘システムの紹介でも解説したように、このゲームはとにかくクリティカルが頻発する。
- クリティカル発生時の独特な効果音と圧倒的な威力。その上攻撃回数増加のオマケまでつく。
- パターンに入った時の爽快感はかなりのもの。
- クリティカル発生時の独特な効果音と圧倒的な威力。その上攻撃回数増加のオマケまでつく。
- 反撃についても面白い仕様。
- カスタマイズ性の高い装備システムも幸いして、反撃回数は何と最大で10回以上にもなる。
- パターンに入った時の爽快感はかなりのもの。
- カスタマイズ性の高い装備システムも幸いして、反撃回数は何と最大で10回以上にもなる。
- パーティメンバーが2人と固定な割に、戦略性は高い。
- 2人とも常時2回行動が可能なことに加え、戦略性のある4種類の武器スキルの存在が大きい。
- 単純な行動回数は4回で4人パーティ制と同数。
- SPを使用した先制スキルや防御スキルもある。
- もちろん回復アイテムなども連続で使用可能。
- 行動回数増加もあるため通常の4人パーティ制とさほど変わらない戦闘を実現できる。
独特な世界観設定
- 本作の主人公は魔王様という肩書はあれど、人間に近い親しい存在として描かれている。
- そして戴冠の儀を行うべく黄昏の地を巡るなか、荒廃した世界で生きる人間達が良く描写されている。
- 世界観を補足するためのロダネのひとことメモ。
- アイテムやスキル、図鑑で表示されるロダネの一言はもはや一言と言えないほど丁寧に書かれている。
- 加えて、何の変哲もないような只のオブジェクトにもロダネの一言は発生する。
- こういった細かな気配りが世界観の構築にひと役買っている。
- 有償作品でもここまでの凝りようは中々見られないと断言できる。
- BGMやSEも全体的に良質なものが多い印象。
- クリティカルが発生した時のSEは爽快で、連発すると脳汁ドバドバ。
- 荒廃した黄昏の世界でありながらも、特に戦闘においては哀愁漂う曲や情熱溢れる曲が多くバトルを盛り上げる。
- kg7_Bossbattle_02は自分の好きな戦闘曲のひとつで、かなりクール。
- 本作を含めてくろあめ工房の作品は全てゆるく繋がっているとのこと。
- ドラゴンクエストシリーズをほうふっとさせる。
- 現時点(2024/02/07)でくろあめ工房の作品はなんと第7作。
- 世界観を大事にしていることが良く伺える。
- 現在は8作目を製作中。
世界観に秘められた特別なメッセージ
- 世の中には、単純に楽しむための作品もあれば、物語を通して製作側の想いを伝える作品がある。
- そして、実は本作は後者に該当する。
- これは普通に遊んでいたら気づかないかもしれない。
- そしてその想いは作者様ブログで公開されている。
- ネタバレ満載であるため必ずクリアしてから見ること!
- 人によっては不快に感じられる表現が含まれているかもしれないこと!
- このブログはフリーゲームの在りかたにも言及している。
- 個人的にはとても納得感のある記事だった。
- 特にフリーゲームを良く遊ぶ人は一読して欲しく思う。
気になった点
大味な戦闘バランス
- 前述したように本作はクリティカルの発生率が標準的なRPGと比べて非常に高い。
- しかしそれは味方側だけに言える話ではなく、敵側も全く同じことが言える。
- 戦闘難易度も高めに設定されているため、戦闘バランスが大味であることが多く指摘されている。
- 中にはチュートリアルボスが倒せず止めた人も居るそうで。
- ただ、大前提として本作は難易度が大幅に調整可能なことを知っておいて欲しい。
- プレイすることを苦痛に感じるようであれば、まずは難易度を下げよう。
- また、本作は全滅によるデメリットは皆無。
- 全滅後も気軽にリトライ出来る仕様。
- 更にどこでもセーブも可能。RPGに良くある全滅での台無し要素は無い。
- 多少運悪く負けたとして、すぐにやり直せばよいだけの話。
- 加えて、前述したように本作はキャラクターのカスタマイズ性が非常に高い。
- このカスタマイズ性の高さを活かせば、大味なバランスもある程度緩和出来るはずだ。
ストーリー
- 本作は、ストーリーはあるものの、全体的にややあっさり系。
- イベントシーン一つ一つが短めで割と淡々としているような印象があった。
- ストーリーの構成上、大筋は過去話が中心。
- 現在にあたって大きな変化が無いことも淡泊に感じた理由なのかも。
- 世界観の補足として各地に散らばった手記を多く手に入れられるが…。
- これらも能動的にチェックする必要があり、人によっては面倒に感じるかもしれない。
- キャラの少なさも少なからず影響しているかもしれない。
- 本作はプレイアブルキャラが魔王様とロダネの二人だけ。
- トータルでの登場キャラは多いがパーティ入替が無く、味方側に変化が少ない。
- 本作はプレイアブルキャラが魔王様とロダネの二人だけ。
- ちなみにこういった問題点は作者様も把握しており、公式アンケートの結果ではこのような回答1をしている。
総評
屑鉄まとうデモナは丁寧に作り込まれた世界観と、デフォルト基準でも戦闘の爽快感が特徴のゲーム。キャラカスタマイズ性も高く戦略性が高い一方で、難易度変更が自由なので誰でも遊べるはず。
個人的には、ぜひクリア後には作者様のあとがきを一読して頂きたい。
それを読むかどうかで、本作に対する見方が驚くほど変わるはずだ。
ゲームプレイ
脚注
- 「くろあめ工房の作品はキャラと世界観を描くのがメインです。純粋なお話、ストーリー部分は期待しないで欲しいかな」「ジャングリラを遊べば一目瞭然!キャラは多い方が賑やかですからね。多数のキャラの中からお気に入りの子を見出す楽しさは凄く分かります。でもこれに関してはだが断るの一言に尽きます。皆さんも口に出してみてください「工数」あとは分かるな?」 ↩︎
コメント